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当館についてInfomation
施設案内平面図上のピンをクリックすると各施設の説明ページへ飛びます。
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当館は、日本の伝統的製鉄法「たたら製鉄」を紹介するとともに、「たたら製鉄」を起源に持つ現在の特殊鋼産業を通して、「ハガネの町安来」の成り立ちを伝える博物館です。
コンセプトは「感動、行動、ここから始めるたたら旅」。奥深いたたら製鉄の玄関口として、多くの方に訪れていただきたく、市内外の方にわかりやすい展示、利用しやすい施設運営を目指してまいります。
Histry
来歴和鋼博物館の前身となる施設。 株式会社日立製作所 安来工場(現プロテリアル 安来工場)の付属施設として、 皇紀二千六百年行事のひとつとして計画、設立されました。たたら研究の先駆者、俵 国一(たわら くにいち)博士の指導のもと、旧たたら経営者に協力を求めながら資料を収集・公開し、たたら製鉄に関心を持つ多くの人々の研究メッカとなりました。
たたら製鉄に関する文化遺産を共有する6市町村は、現総務省の指定を受けて、「鉄の道文化圏」を形成しました。(現2市1町:安来市、雲南市、奥出雲町)
鉄の道文化圏の形成を受け、安来市では新たな構想のもと博物館の建設に着手しました。
和鋼記念館の重要有形民俗文化財250点を含む収蔵資料約15,000点の移管をうけ、日本の伝統的製鉄法「たたら」に関する総合博物館としてこの和鋼博物館を開館しました。
Building
建物について鉄の積み出し港であった安来港のシンボルとして設置されました。
出雲地方を象徴するものとして、雲、勾玉をイメージしてデザインされています。
コンクリートの列柱は、神域を囲む八重垣をイメージしています。管理棟室をフィールドミュージアムから視覚的、心理的に守る役割を担います。
刃物の持つ鋭さをイメージしたデザインで、ハガネを象徴しています。
たたら製鉄の象徴的空間である高殿をイメージするとともに、安来のシンボルである十神山のシルエットを重ね合わせたデザインです。
コンクリート打ち放しと耐候性鋼板を組み合わせてデザインしています。鉄は空気に触れると錆が発生して腐食してしまいますが、耐候性鋼板の錆は、それ自体が塗膜のような保護皮膜となって腐食を防いでくれます。
階段の腰壁や屋上の手すりに繰り返し使われている雲形は、鉄を生み出してきた中国山脈の山並みや八雲を表現しています。
安来市・奥出雲町・雲南市の2市1町の共同事業により形成されました。プロジェクトの核となる文化館を建設することにより、鉄の文化を保存・公開し、それを通じて未来への新しい可能性を創造していくことを目的としています。圏域内には7箇所の文化館を有し、たたら製鉄がこの地にもたらした歴史、文化をたどる観光ルートとしてご紹介しています。
illustrated book
図録(展示ガイド)和鋼博物館の常設展をはじめ、近代以前に中国山地で行われていた、砂鉄を原料に木炭を燃料として「たたら」で生産されていた玉鋼の製法やルーツ、並びに和鉄の流通拠点として繁栄を極めた港町安来の今昔を下記の諸資料等によって、解説しています。和鋼博物館受付けで販売しております
1)伝統製鉄技術として厳冬期に数回のみ操業されている「日刀保たたら」の操業の様子
2)松本春々作の絵巻物「玉鋼縁起」に描きだされた世界
3)和鋼博物館所蔵の展示品や調査・研究
たたら製鉄を起点とする歴史・産業・文化に関する知識を高めるとともに、会員相互の親睦を図りながら和鋼博物館が行う活動を支援し、その普及発展に寄与することを目的として活動しています。